【d!】心まで、透明化してよ (ページ45)

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45話ページ45

Aの部屋

「…すみません。ありがとうございます」
「それじゃ、…syp「…説明無しは、酷くないですか？」

「…言わなくても、大体は察し着きますよね。」
syp「…」

Aさんとオスマンさん
2人とも酷く泣いていたし、ナイフが落ちていた

詳細は分からなくても、なんとなく察してしまう

だけど…だけど、
俺も頼って欲しいんです

syp「…Aさん、ロボロさんから通達で2時間寝ろ、とのことです」
syp「寝て一旦リセットしてください」

「結構です。時期を考えてください」

今も多忙期なんだ。無能も仕事をしなくちゃ
回らないんだ

だから、だからだから

頭の中がぐじゅぐじゅして苦い
こんなにも息を吸うの大変だったっけ

syp「…とりあえず寝ますよ」

彼女を無理やりベッ……とは壊れたので
その場に畳んであった布団をしいて
横にさせた。その足でよかったと初めて思った

隣で横になり、抱擁を再開する
こんなに小さかったか？

「…眠くありませんから。」
syp「すぐ寝ますよ」
syp「あんた、誰かと添い寝した時物凄い勢いで寝てたじゃないですか」

「…昔のことを掘り起こさないでください」
syp「…なら、昔に囚われて無能にならんでください」
syp「俺らは、もうカメラとかどうでもいいですからね」
syp「好きなだけ好きなことしますから」

「…恋人でもないのに、きもちsyp「嘘下手」

syp「…とりあえず、寝ましょう」

「…」

人の体温が私は好きだった。だから
添い寝の時はすぐ眠ってしまった

心音が、人の熱が泣きたいくらい心地がいい
こんな汚い布団の中にいるのに

syp「…」

syp「ほらね」

案の定Aさんは熟睡
俺の告白を聞いても反応しない程に。

彼女の頭を撫でれば、所々
薄くなっているところがあった
ストレスばっかやな

syp「…無能のフリ下手くそですから」
syp「なんで6ヶ月間、俺気づかんかったんやろ」
syp「…ほんま、すみませんでした」

syp「…でも、好きなのは変わりませんから」
syp「あんたのことが、好きなんです」

syp「…好きな女を助けに行くのは男のロマンなんです。邪魔せんといてくださいね…」

ちゅ

淡いリップ音が響いた。
唇の水分が頬に取られそうになった

───
os

Aに直接事情を聞いて後悔
そしてスパイに強い恨みをだく

前の関係を所望しているので
これからも何かとアタックする

一時期ストレスで過食気味になって太った